1949-05-12 第5回国会 衆議院 図書館運営委員会 第4号
○金森國會圖書館長 それが理想でありますが、現在のところなかなか思うようになりません。
○金森國會圖書館長 それが理想でありますが、現在のところなかなか思うようになりません。
○金森國會圖書館長 一般の人はもちろん宮内府の庭には入れません。それはかきねがありますからおどり越すのでなければ行けませんし、また越えてはならないという制札を立てております。それでどうも、そちらだけではなく、図書館に属する庭園の部分はどうするかということは一つの問題でありますけれども、今のところは一般の閲覧者には公開しておりません。
○金森國會圖書館長 その点は私は前から聞いたこともございますけれども、やはりそういう方向にどんどん発達して行くのがほんとうじやないか。今おつしやつたのは、多分それは放送局でやつても、あれはレコード会社に何らか報酬を拂うと思つておりましたが、原著作者に対しては、何べん繰返してレコードやつても恩典が行かない。たしかそういうようなところがあると思いますが……。
○金森國會圖書館長 國の方が一割ということになつておりますが、これは実は國の方も一割はくれません。ですから、これは話合いでほどよいようにやつて行けばよいと思います。
○金森國會圖書館長 ただいまのお尋ねは図書館といたしましては死命を制するような大きな問題でございます。昨年この図書館を開くときに、法律はできましても場所が得られませんので、各方面にお願いして辛うじて赤坂離宮の半分を用いておるわけでありますけれども、図書館としては、これでは何ら仕事もできないといつていいくらいであります。
○金森國會圖書館長 図書館の予算の御説明を申し上げます。 本年の予算は一億五百万円になつております。昨年は七千二百万円くらいでありましたから、計数上から見ますとたいへんふえたように見えます。けれどもその実その中の二千万円は上野の図書館を併合した結果で、ありまして、実質から申しますと金額において七千二百万円が八千二、三百万円になつておりまして、きわめて少額の増加になつております。
○金森國會圖書館長 支部上野図書館の発達が非常に古いのでありまして、古いということは、つまり図書館の運営の上におきまして新しい原理が取入れられていないということを当然に含んでおります。でありまするから、私どもがこれを全体として取扱いまするときには、できるだけ新しい研究にまかせて行こう。たとえば書物の分数配置というようなことにつきましても、最新の研究方針に合せて行こう、これが実質的の問題です。
○金森國會圖書館長 今お話になりましたのは、上野図書館に現在入つている人が、身分上の変更を受けることはないかという御質問であろうと思います。上野図書館は大づかみに申しまして、今百五十人ばかりの定員を持つております。
○金森國會圖書館長 私が去る二月の末に図書館長の任を受けましたその前におきまして、昨年の十二月ごろに、両院の図書館運営委員会におかれまして、いろいろの準備的な御計画をしておいてくださつたというふうに伺つております。
○金森國會圖書館長 今まで二つの文庫のために予想しておりまする人間の数は、奏任官級六人、判任官級十二人というような数、傭人、雇までも含めまして二十五人というものを予算の上で考えでおります。
○金森國會圖書館長 たびたび恐縮いたしますが、これは中村さんに申し上げておきますが、私の方に中村さんから人事をもち込まれたことは一かけらもございません。その通りでございます。
○金森國會図書館長 それでは大藏当局がお急ぎであるということを考えまして、実は大づかみに申し上げたわけでございますが、國立國会図書館を法律でおきめになりました趣旨に從つてこれから建設していくということは、実は相当困難なことでございます。と申しますのは、何しろ新しいことであつて、見当をつけますのに、相当の苦心をしなければなりません。
○金森國會図書館長 図書館長の任命を受けましてから、中の機構を具体的に重ねて言う必要があることはもとよりですが、ただいまのところ、場所も旧赤坂離宮の跡を、およそ建割りにして、半分くらいを使用することをお許しを願うように、あちらこちらにお願いしておりまして、國会の両院の運営委員会等におきましても、懇談的ではございましたが、そういうような方法でお話が進んでおりまするので、私どももその線に沿つて内容を具体化